白神山地に生息する鳥 クマゲラ


さて皆様はクマゲラという鳥をご存知でしょうか。

キツツキ科の中で非常に大きな部類で全長40センチ

翼を広げれば1mにもなる鳥であり、国の天然記念物にもなっております。

25日WEB東奥

ですがそのクマゲラですが白神山地では2014年以来観測がありませんでした。

もはや白神山地内の個体はいなくなってしまったのかと思いましたが

西目屋村にてクマゲラが作ったとみられる新たな巣が観測されました。

WEB東奥

あくまで巣が確認されたのみで個体の発見ではないのですが

まだクマゲラがいる可能性は大いにありますね!

 

「森は豊かだから生物は絶滅しない。」と思いがちですが

中には警戒心が強く、人の存在があると巣を作れない動物もいること

また、動植物かかわらず外来種の影響で前まであった生息地が奪われたり

といった事例もございます。

秋になると木にぶら下がっている秋の風物詩であるミノムシも

ふと気づけば外来種により絶滅危惧種になっていたりと

自然が消えるときはとても静かに消えていきます。

最近本当に見なくなりましたよねミノムシ。

 

ぜひとも白神山地のみならずトレッキングまたは観光を行う際には

道端に生えている野草を取ることはしないことと、出来る限りで靴の裏の土を落とす

など外来物を自然に持ち込まない努力を心がけましょう!