【コラム】白神山地に泊まるなら 藤里町編


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今回は大館能代空港から車で約30分。
「岳岱」や「田苗代湿原」の散策や沢歩きの拠点としておすすめな、湯の沢温泉郷の1つ「和みの湯」をご紹介します。
和みの湯は森と滝に隣接した場所にあります。「銚子の滝」を望める露天風呂もあり、近くからは野鳥などの動物の声が聞こえます。夏にはホタルが近くの清流に集まり、秋には紅葉を楽しむことができるなど、1年を通して自然を感じられる温泉です。
トロトロとした温泉には、メタけい酸という肌の新陳代謝を促す美肌成分が含まれています。100mg以上含まれれば「美肌の湯」と言われますが、和みの湯は106.5mg含まれる美肌の湯。入浴後はポカポカ、すべすべ。町民から愛される温泉です。

【和みの湯】
TEL:0185-79-2710

白神山地や温泉など自然に囲まれた藤里町に、町の特産品の1つとしてワインがあるのはご存じでしょうか。藤里町では、ヤマ・ソービニオンを使った「白神山地ワイン」が作られ、親しまれてきました。ですが、2018年に一度途切れ、2022年6月に復活したばかりなのです。

 

以前は、町内で栽培したブドウを山形県で醸造して白神山地ワインを作ってきていましたが、2018年にワインの表示基準が変わり、「白神山地」をラベリングすることができなくなりました。
そうした動きの中で、藤里町内で化粧品原料としてブドウの栽培・研究をしていた株式会社アルビオンがワイナリー設備を整備しました。ブドウの栽培から収穫、醸造、ボトリングを町内で全て行った100%藤里町産となり、再び「白神山地」をラベリングすることができるようになりました。

 

多くの人の手によって復活した白神山地ワインは、口に含むと、雑味のない山ブドウの風味が一気に鼻にぬけていき、ワインの旨味が口いっぱいに広がっていきます。意外な組み合わせですが、ハタハタ寿司やにしんの切り込みなどの発酵食品とも合い、おすすめです。お土産や夕食にいかがでしょうか。

 

【白神山地ワイン主な販売場所】
・ホテルゆとりあ藤里     ・浅利酒店
・桂田商店               など

 

環白神エコツーリズム推進協議会 事務局 佐藤