環白神エコツーリズムがめざすもの/協議会について


環白神エコツーリズムがめざすもの

白神山地が、世界的に貴重な価値を認められ、日本で最初の世界自然遺産として登録されました。

白神山地が、日本で最初の世界自然遺産として登録されてから、令和5年12月で30年を迎えます。

白神山地世界遺産地域及びその周辺地域(環白神地域)の歴史・文化、山・里・海の暮らしや産業は、白神山地の豊かな恵みに支えられており、私たちは、その豊かな恵みをもたらす白神山地の遺産価値を、未来へ継承していかなければなりません。

そのためには、エコツアー事業者や観光事業者、農林漁業者、地域住民など環白神地域の多様な関係者が“白神山地の遺産価値を共有し、その価値の保全と地域の自然・文化資源を活かした観光振興、地域振興の両立”を図りながら、持続可能な地域づくりを目指したエコツーリズムの推進に取り組みます。

 

協議会について

平成23年2月の協議会設立し、平成24年度から本格的な事業開始しました。
最終的には”エコツーリズム推進のための総合的な役割を担う機関“を目指し、令和元年度より新たに会長・事務局を秋田県藤里町に固定し、青森・秋田県をまたぐ白神の特性をプラスに導く事業を推進しています。

>>設立趣意書(PDF)

>>環白神エコツーリズム推進協議会規約(平成23年2月23日版)

>>取組報告

 

組織概要

構成員(正会員)は、「白神山地世界遺産登録地域を有する自治体(鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村、藤里町)」、「環白神地域でエコツーリズムに取り組もうとする自治体(弘前市、八峰町、能代市)」となっています。
オブザーバー会員として、「白神山地世界遺産登録地域を所管する県(青森県、秋田県)」、「白神山地世界遺産登録地域を所管する国の出先機関(東北地方環境事務所、東北森林管理局)」が参加しております。

 

事業概要

白神を支える各機関の人材育成を主とした白神ミーティング事業や白神の価値を深め、伝える活動を実施しています。

 

白神ミーティング開催趣意書                     令和元年

明日の日本を支える観光ビジョンにもあるとおり、かつての保護を叫ぶ時代から、理解促進を通じた保全へと課題解決のステージがシフトしています。
白神山地は1993年に遺産登録され早4半期世紀を越えました。その間、各エリアは観光と保全の両立のため、様々な積み重ねをしてまいりましたが、現在関係者の隙間に課題が落ち込み、顕在化している状況です。

白神山地では知見を蓄積し当事者意識をもって解決にあたる体制がこれまで不十分であり、一つのエリアとして力強く課題突破できない状況が続いておりました。また当初懸念されたオーバーツーリズムによる自然への負荷が増すこと以上に、基礎自治体では人口減少による担い手不足に悩まされています。

その真因として、方向をあわせた白神山地エリアの人材育成プログラムの不在と捉えています。私たちが目指すところは、関わる方々が変わり続けても、確かな方向性をもって、白神に保全とビジネスを両立させるエコツーリズムを根付かせ、絶え間なく取り組む人々をつくることです。

当協議会では人材育成の観点からツーリズム関係者に、白神山地の価値を問い、エコツーリズムの可能性を模索、再調整する場として、白神ミーティングを開催していきます。開催においては広く当代一線級の講師陣を招聘し、世界レベルの遺産を伝える矜持を共に育てていきたいと考えています。

 

環白神エコツーリズム ロゴマーク
環白神エコツーリズム ロゴマーク(2013年12月制定)