白神山地の自然


白神山地の自然白神山地には、東アジアでも最大級といわれるブナの天然林のほか、貴重な動植物が分布する極めて価値の高い生態系を有しております。植物ではサワグルミ、トチノキ、ミズナラなど約500種の植物相が良好な状態で残っています。また、動物ではツキノワグマやニホンカモシカ、ヤマネ、ニホンザルなどのほ乳類をはじめ、鳥類ではイヌワシやクマタカの猛禽類や、日本で最も大きいキツツキであるクマゲラ(注1)など貴重な鳥も生息しています。まさに、白神山地全体が森林博物館のようになっており特に世界遺産地域はほとんど手付かずのブナ林の生態系が国際的に高く評価されています。

世界自然遺産白神山地のブナ林では、他の森林に比べて豊富な動植物が生息しているほか、水などを貯えておく機能や、土砂崩れなどを防ぐ機能が高いのも特徴です。環白神地域のいくつかの観光スポットではその白神山地から流れた水を飲むこともできます。

注1:クマゲラは、生息数の減少によって1965年(昭和40年)に国の天然記念物に指定されました。

その白神山地を身近に体感できる観光スポットが各地にあります