白神山地とは

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白神山地は「神々の住む森」といわれます。遥か彼方まで広がる広大な森の姿に、人知を超えた偉大な力を感じ、神々の姿を想起したのかもしれません。白神山地は、1993年12月に、日本で最初の世界自然遺産に登録され、2013年には、登録20周年の節目を迎えます。

白神山地とは、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる13万ヘクタールに及ぶ広大な山地帯の総称で、このうち原生的なブナ林で占められている約1万7千ヘクタールが世界自然遺産に登録されました。ここには、東アジアで最大級の原生的なブナ林、約500種の植物相、ニホンカモシカ(特別天然記念物)、ニホンザル、イヌワシ(天然記念物)、クマゲラ(天然記念物)、クマタカ、無脊椎動物などによる、豊かな生態系が存在しています。

こうした豊かな自然溢れる白神山地は、一般に「原生林」として知られていますが、決して人々の暮らしと離れた場所ではなく、マタギをはじめとする人々が古くから暮らしの糧を得てきた場所でした。

ブナの森は、薪炭、山菜、熊を与え、森が蓄えた水は川魚を育むとともに穀倉地帯の水源となり、伏流水とともに海に流れ出た水は豊富な魚介を育んできました。かつて白神の山々に棲まうものたちは「ブナの実1升、金1升」といって、その森の価値を讃えてきました。1升の実を育てるブナ林が、金1升にも匹敵する山の幸を生み出す豊饒の森なのです。そうした豊かさは当地の北前文化や津軽藩の歴史の礎となり、白神山地の恵みや厳しさと共生してきた人々の暮らしは、多くの文化人も惹きつけてきました。

白神山地の周りの地域=環白神地域には、そうした、様々な魅力が溢れています。ぜひ、じっくりと環白神地域を訪ねてみてください。